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皮膚外科/形成外科

MEDICAL

はじめに

「できものを切りたいけど、傷跡が心配」「このケガ、きれいに治るだろうか」「他院で手術はできないと言われた」

このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院にご相談ください。

当院の手術は局所麻酔を用いた日帰り手術がほとんどですので、入院の必要はありません。皮膚や見た目のことで外科的な処置が必要かもしれないと感じたら、安心して当院にご相談ください。

できもの・腫瘍の手術(良性)

皮膚にできる「できもの」の多くは良性です。しかし、徐々に大きくなったり、痛みが出たり、見た目が気になったりすることも少なくありません。治療は保険適用で治療可能なものがほとんどです。保険適用での手術の場合、術前検査も含め3割負担で15,000円以内に収まることがほとんどです。

ほくろ(母斑細胞母斑): 色や形、大きさ、隆起の程度は様々です。悪性の疑いがある場合は保険適用での切除が、美容的なご希望の場合は自費でのCO2レーザー治療などが可能です。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)・老人性いぼ

加齢に伴って増える茶色~黒色のザラザラしたできもの。液体窒素やCO2レーザー、手術による切除で治療します。

粉瘤(ふんりゅう)・アテローム

皮膚の下にできた袋の中に、垢や皮脂が溜まったもの。炎症を起こすと赤く腫れて痛むため、早めの切除をおすすめします。当院ではご希望に応じて傷跡が小さく済む「くり抜き法(へそ抜き法)」も行っています。

石灰化上皮腫(せっかいかじょうひしゅ)

主に子どもや若者の顔や腕にできる、石のように硬いしこりです。粉瘤に近い見た目をしています。

脂肪腫(しぼうしゅ)

皮膚の下にできる、柔らかい脂肪のかたまりです。時間をかけてゆっくり大きくなるのが特徴です。

軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)・アクロコルドン

首や脇の下にできる、小さな肌色のイボ状のできものです。液体窒素、CO2レーザー、手術で除去できます。

稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ) 

目の周りなどにできる、白くて小さなブツブツ。中身は角質の塊です。当日に除去できます。

汗管腫(かんかんしゅ)

目の下に多発しやすい、肌色~やや黄色の平坦な盛り上がりです。

その他のできもの

皮膚線維腫、血管腫、ケラトアカントーマ、脂腺増殖症など、あらゆる皮膚のできものの診断と治療に対応します。

皮膚がん・悪性腫瘍の手術

「できもの」の中には、ごく稀に悪性のもの(皮膚がん)が隠れていることがあります。早期発見・早期治療が何よりも重要です。保険適用で3割負担の場合40,000円程度の自己負担になります。皮弁術や植皮を併用する場合は55,000円~70,000円程度の自己負担になります。

基底細胞がん

最も頻度の高い皮膚がんです。黒色や肌色の少し盛り上がったできもので、ゆっくりと大きくなります。転移することは稀です。

有棘細胞がん(ゆうきょくさいぼうがん)

 赤く硬いしこりや、治りにくい潰瘍、カリフラワー状のできものとして現れます。転移の可能性があるため、早期の切除が必要です。

悪性黒色腫(メラノーマ)

「ほくろのがん」とも呼ばれ、非常に悪性度が高いがんです。「形が左右非対称」「境界がギザギザ」「色がまだら」「急に大きくなった」などの特徴があれば要注意です。メラノーマの場合、病院へ紹介させていただきます。

日光角化症(にっこうかくかしょう)

日光に長年当たってきた顔や手の甲などにできる、赤みやカサカサを伴うシミのような病変。放置すると有棘細胞がんに移行することがあります。

ボーエン病

皮膚の浅い層にとどまっている早期の有棘細胞がんです。放置すると有棘細胞がんに移行することがあります。

皮膚の診断と再建

当院ではダーモスコピーという特殊な拡大鏡で詳細に診断し、手術の際は、がんを完全に取り切ることはもちろん、切除後の皮膚の欠損を周囲の皮膚を使ってきれいに再建(皮弁形成、植皮など)することまでを視野に入れて治療計画を立てます。必要に応じて、大学病院など高次医療機関との連携も密に行います。

ケガ・やけど・傷跡の治療

ケガややけどは、初期治療がその後の傷跡を大きく左右します。また、残ってしまった傷跡も、治療によって目立たなくすることが可能です。

切り傷・擦り傷(外傷)

傷の状態を正確に判断し、洗浄、縫合、消毒のいらない「湿潤療法」など、最適な方法で処置します。破傷風の予防接種も行います。

やけど(熱傷)

軽症から中等症のやけどの初期治療、感染予防、痛みの管理を行います。治癒後のひきつれ(瘢痕拘縮)や色素沈着のケアまで見据えて治療します。

傷跡・ケロイド・肥厚性瘢痕の修正

手術やケガの後に赤く盛り上がってしまった傷跡(ケロイド・肥厚性瘢痕)に対し、ステロイドの注射やテープ、内服薬、外科的切除(Z形成術など)を組み合わせて治療します。傷跡の赤みにはVビームレーザーが有効な場合もあります。

リストカット・根性焼きなどの傷跡

傷跡に対し、切除縫合やフラクショナルレーザーなどのレーザー治療など、状態に応じた治療法をご提案します。

外傷性刺青(がいしょうせいしせい)

転んでアスファルトの粉が傷に入り込んでしまった場合など、異物による黒ずみを可能な限り除去します。手術やQスイッチルビーレーザー、ピコレーザーなどの治療手段があります。

爪のトラブル治療

歩行など日常生活に直結する爪のトラブルは、我慢せずにご相談ください。

巻き爪・陥入爪(かんにゅうそう)

爪が皮膚に食い込んで痛みや炎症を起こす状態です。食い込んでいる爪を切除する処置のほか、根治的な手術(フェノール法など)や、ワイヤーなどを用いた矯正治療(自費診療)も行っています。ワイヤー法以外は保険適用の手術となります。

爪周囲炎(そうしゅういえん)・ひょう疽

ささくれなどの小さな傷から細菌が入り、爪の周りが赤く腫れて痛む状態です。抗生剤の内服や手術を行います。

爪下血腫(そうかけっしゅ)

指を挟んだりぶつけたりして、爪の下にできる血豆です。痛みが強い場合は、血を抜く処置を行います。血豆の跡は半年程度できれいになります。

その他の外科的治療

眼瞼下垂(がんけんかすい)

上まぶたが垂れ下がり、「目が開けにくい」「おでこにシワが寄る」「肩がこる」「視野が狭くなった」などの症状がある場合、手術によって改善させることができます。機能的な改善が目的の場合は、保険が適用されます。両目の眼瞼下垂手術の場合、3割負担で自己負担は50,000円程度になります。

耳垂裂(じすいれつ)

ピアスなどで耳たぶが裂けてしまった状態を、きれいに縫い合わせる手術です。生まれつきの耳垂裂の手術の場合は保険適用になります。

まとめ

「手術」と聞くと、怖いと思って身構えてしまうのは当然のことです。しかし、ご紹介した治療の多くは、局所麻酔を使い、短時間で終わる日帰りの処置です。当院では手術前の丁寧な説明で患者様の不安を解消し、痛みを最小限に抑える工夫を凝らし、リラックスして治療を受けていただける環境を整えています。

「このくらいのできもの、たいしたことない」「傷跡はもう治らない」

そう諦める前に、ぜひ一度、私たちにご相談ください。見た目の問題を解消することは、生活の質を大きく向上させます。他院で「手術は難しい」と言われたようなケースでも、当院で対応できることがあるかもしれません。

「手術で治るかもしれない」お悩みはぜひ当院にご相談ください。